血栓が原因の脳梗塞は恐ろしい|真の原因は心臓にあり

先生

生活習慣の変化が

3種類のタイプ

男女

脳卒中は、脳動脈が破れたり詰まることで血流が滞り、その先の神経細胞が死んでしまうことで、脳の機能が障害を受ける病気です。さまざまなタイプのうち、近年では、欧米型の脳梗塞が増えています。脳卒中には大きく分けて、3種類あります。血管が破れて出血する(脳出血)と、(くも膜下出血)、血管が詰まって血流が途絶える(脳梗塞)の3つです。脳卒中が日本人の死因の第1位だった1950年代から70年代は、最も多いのは脳出血でした。その後、脳梗塞が増加し始め、今では7割近くを占めています。その脳梗塞の中でも、最近増えているのが、太い血管に発症するタイプです。こうした変化は、私たち日本人の食生活の変化と関係があります。

肥満は大敵・食事改善を

塩分が多く、動物性たんぱく質が少ない伝統的な日本型食生活では、脳出血が多かったのですが、動物性たんぱく質と動物性脂肪が多い欧米型食生活が広まるにつれて、脳梗塞が増えたのです。これら2つと異なるのは、動脈瘤の破裂による、くも膜下出血です。遺伝的体質が大きく関係し、致死率が高いのが特徴です。たくさんのリスクのうち、まず改善に着手したいのは肥満、とりわけ内臓脂肪型肥満です。これは高血圧、高血糖、脂質異常症を悪化させ、これらが重なると動脈硬化が急速に進むメタボリックシンドロームをまねきます。メタボは、脳卒中のリスクを男性では1.9倍、女性では1.5倍に上昇させるとされ、心筋梗塞のリスクともなります。女性はもともと皮下脂肪肥満が多いのですが、更年期を境に、内臓脂肪が増えてきます。そのため、食事など生活習慣を改善することが大切です。